お誕生日の朝。
前日は、全開で弾けたんだけれども、疲れは特に感じずに朝はスッキリと目覚めた。
めちゃ飲んだのにね。めちゃ飲んだのよ。
オープンが10時のフリーダカーロ美術館は混むと聞いていたので、30分前には並ぶ予定なので、9時前に起きた。
朝ごはんが食べたいと叫んだら、近くのお店にサンドイッチとフレッシュジュースを買いに行ってくれました。
このシトラスフレイバーのフレッシュジュースが、激うま。私の好み過ぎる。
残念ながらサンドイッチは少しチーンな味。
実のところ、パンが基本的に好きじゃ無いのよね。
少しお腹を満たしたら、いざフリーダよ!!
宿から、歩いて500メートル。 近付いてく、胸高鳴る。
なんだかんだでオープン30分前に到着!!
すでに10人位の人が前に並んでいる。
私も後ろに並ぶ。
また、フレッシュジュースが飲みたくなって、飲みたーいと叫んだら買って来てくれた!!
爽やかシトラス。オレンジジュースとは違うさっぱりとしたお味。大好き!!
そうこうしていたら時間は10時になりまして!
いよいよオープン!!
夢にまで見た瞬間。
入り口を入ると大きな中庭が広がり、左の階段を数段上がり中へと入る。
中には左に大きな暖炉のある部屋でフリーダの作品が展示されている。
フリーダの作品はそれほど大きくない。 しかし作品から感じられるパワーは半端無くデカイ。
何故フリーダを好きになったの?って前に誰かに聞かれたんだけど、何故だろう。
何か、本来女性が持つ感情を全部ぶつけてる感じ?とにかく素直な女性だったんだろうって私は感じるのね、 例えば、誰かを好きになった時に、好きだけどもじもじして気持ちをはっきり言えなかったりだとか、こんな事言ったら嫌われちゃうんじゃないかな?とか、自分の都合の良い様に気持ちをコントロールしちゃったりとか、良く私もやってたんだけど、でもそんなこと意味な〜い!!みたいな、好きなもんは好き〜!!だからあなたも私を見て〜って!!
愛を貫く姿勢。
フリーダは私に教えてくれたよ。
そしたら私結婚出来ました笑
何か本当の意味でピュアなんだと思う。
だから、世界中から彼女に会いにここまで来るんだろうなって思う。
美術館の中を進んで行くと、キッチン、アトリエ、彼女が最後まで寝ていたベット、ベットルーム、彼女がコレクションしていたものの棚と順に見て行ける。
さっきまで使われていた様に、そのまま置かれている様々なフリーダの遺品たち。
ひとつひとつからフリーダの声が聞こえて来そうな位のリアル。
本当にリアル。
鳥肌が立つくらいリアル。
この家で生まれ、この家で亡くなったフリーダは、晴れの日も雨の日もディエゴに恋した日も、体が不自由で、体調の悪い日も元気な日も、この家に居たのだなぁと、今私が見ている景色を同じ場所で見だのだろう。と思うと涙が出てきた。
何とも感動で震えた。
リアルに感じた瞬間。
敷地内の離れた場所には、フリーダの実際に着ていた洋服やコルセットの展示もあり、こちらは更に生々しい展示です。
前にフリーダの遺品を撮影した石内都さんのドキュメンタリー映画のトークショーで石内都さんのお話を聞いていたのと、石内都さんの写真集で洋服と靴などを見ていたのですが、実際見る衝撃は半端無かった。
何か見てると私も痛くなるの。
美しく見せようとすればする程に痛くなる。
そんな感情になりました。
でも本当に大好きなフリーダに会えて良かった。
この感覚をしっかりと噛み締めて。
死者の日の前だったから、敷地内には大きなフリーダの祭壇があって、カラフルに彩られステキに飾られていました。
うーむ感慨深いものがある。
スーッと深呼吸。
ありがとう。
フリーダ カーロ
特別な日の特別な体験。
フリーダカーロ美術館を後にしました。
再び市場へと向かう。 もう市場大好き!!
市場でカニフレークのマリネを乗っけたタコスを買って、またフレッシュジュースも買って、市場横の公園で食べて宿へと戻る。
ちょっと休憩。
次の目的地は、コヨアカンから車で20分。
サン アンヘル地区にあるフリーダとディエゴのアトリエ兼自宅へ。
細長いサボテンが敷地を塀のように囲っているのが特徴的。
敷地内は、ファン・オゴルマン設計の建物が3棟建っている。
ディエゴのアトリエは、煉瓦色の赤い壁が印象的。
その、隣に建てられたブルーの建物がフリーダのアトリエ。
2つの建物は三階のテラスから出た渡り廊下で、繋がっている。
そして少し離れてもう一棟建ってるけど、誰のアトリエかはちょっとわからない。
髭のおじさん。メキシコでは有名だと思うけど、、
ディエゴとフリーダが強過ぎてわからない。
先ず最初に、ディエゴのアトリエへ。
螺旋状の外階段を上り中に入ると、高い天井に大きなガラス窓、とても広いアトリエになっている。
ディエゴの作った張り子のオブジェや作品にイーゼルなどがそのまま展示されている。
アトリエ奥には、作品に使う顔料の瓶。ディエゴが収集し研究していた、メキシコのプリミティヴアートのコレクションも並んでいる。
その容姿とは裏腹に、たくさんの女性との情事を重ねて来たディエゴ。このアトリエでフリーダ以外にもたくさんの女性が彼に身を委ねたのだろう。まだ彼の魅力の残り香がするようにも感じた。
次は、隣に建てられたフリーダのアトリエへ。
アトリエの壁はフリーダの生家と同じブルー。 小さい入り口は、フリーダサイズ。 階段を上り中へ。 バストイレキッチンはそのままだけど、フリーダの作品は無くディエゴの作品とプリミティヴアートが展示されている。 コヨアカンの家に比べるとあまり開放感は無く、フリーダは、こちらよりもコヨアカンの家を愛していたのだろうと感じた。
ディエゴとフリーダのアトリエを繋ぐ屋上の渡り廊下の先は見晴らしの良い屋上テラスになっていて、遠くまで見渡せる。
同じ景色を2人も見たのだろう。
誕生日スペシャルツアー。
フリーダとディエゴを身近に感じて。 長年見たかったもの、感じたかった事の実現の瞬間。
何とも言い知れぬ感動。
そして、ふわっとした気持ち。
あー叶ってしまった!!
この気持ちは言葉にすると軽くなるだろうし、でも言葉にしないと伝わらないし。
何十年経っても世界中から愛されるディエゴとフリーダ。
その魅力に魅了され、メキシコまで来てしまった。
愛に生き愛に死んだフリーダを支えたディエゴの愛。 愛を貫いた2人。
私が持つのは情熱的な愛への憧れ。
人をここまで愛せるのだろうか??
愛に生きているだろうか?
この空気を忘れない。 感動的でした。
何だか大満足。
そしてアトリエを後にして大通りまで歩く。
日本だと青山辺りの様なイメージかな?
たくさんのショールームやレストラン。
大通りに出たら、スーパー発見。
もうさっきまでの感情とは違う何かになってるよ!笑
スーパーってテンション上がる〜!
海外旅行って、市場も絶対行くけど、スーパーも絶対いくよね?
次はいつスーパーに行けるか分からないという事で、何か色々購入、特に辛いソースとか福ちゃん10個位籠に入れてたけど、重くなるよ、それ!まだ2日目よ!!
スーパーを出て歩けども、駅がちょっと分からん、メトロバスの乗り方も分からん。
切符さえ買えない、、、。 とりあえずもう少し歩くか?と勘で歩く。
でももう歩けなーいってなって、タクシーを見つける事に。
シティで流しのタクシーには乗っちゃダメって言われてたから、慎重にタクシー選びをしながら手を挙げて乗ったものの、、、 宿までの住所教えたけど、私たちが言葉がわからないから、降りてくれ〜と、、降ろされた。
えーん。早く宿に帰りたいよー。
ちょっとして、次のタクシーに乗り込み、次は優しい運転手さんで、コヨアカンまで乗せてくれた。
良かった!!
小腹が空いていたので、タクシーはコヨアカン市場に着けてもらった。
またまた市場をうろちょろ。 市場好き好き。
また、フレッシュジュースを買って〜!
気になっていた鉄板焼きの食堂へ。
うーん。メキシコ2日目、全然スペイン語分からないよ〜!メニューも読めないよ〜!
福ちゃんは、鉄板でシェフが焼いてる美味しそうなお肉のメニューを指差して注文。
シェフがメニュー名はメキシカンスタイルって言ってた!
私は隣の人が食べているチーズとハムをチキンで巻いてソテーしたのをチラ見して注文。
名前は分からないので、とりあえずハムとチーズのチキン包みという事にしとく。
お誕生日だし、宿でゆっくりビール飲んだりしようと思い、テイクアウトにしました!
メキシコは、お酒が外で基本的に飲めないのです。
食堂にも基本的にお酒は無くて、ある店にはあったりするんだけど、その差はよく分からない。
お家に帰って、ごはん食べてビール飲んで。
そとは死者の日の前夜祭でお祭り騒ぎ。
濃厚だったから、今日は寝るなりむにゃむにゃムニョス。
2日目も最高。
さぁ。明日は、どんな1日になるのかな?
メキシコ旅行記
最近ツイッターにはまってたから、全然ブログ更新しないまま、はや半年、すっかり街はクリスマス仕様!!何かばたばたと口にしながら、相変わらずのんびりとした毎日を過ごしてます。先週は要らないものを思いっきり捨てて、お家を軽くして、その代わりに、新しいものを買ったりとか、色々とリニューアルして、新しい気持ちで今週スタート。要らないものってなんでこんなにあるんだろ。どっかでもらったフリーペーパーとか、DMとか、かわいい、素敵と思ってもらってたら凄い量になって、思い出の品とか、一回読んだ小説とか…色々増えてて。それをどんどん捨てて新しい何かを受け入れようと思って。準備は出来ました。さー。きてきて。新しいこと。素敵なこと。待ってるよー。HAPPY AND LOVE TREEも飾ったよん。HAPPY AND LOVEな毎日。